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釣ったヤマメを最も美味しく食べるには… 渓流釣り,ヤマメ釣り。

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今回は、福岡ヤマメ釣りに関して、釣った魚をその後どう処理しているか・どのような状態で持ち帰って捌いているかについてです。

釣ったヤマメは生きたまま持ち帰る方が断然うまい!

ヤマメが良く釣れるポイントや釣り方を中心に何度かご紹介させて頂きましたが、これまでに、いくつかメッセージを頂きましたので、ヤマメを釣って家に持ち帰るまでについてご紹介したいと思います。

 

まずはじめに、私は福岡・佐賀・大分・熊本を中心に、北部九州でヤマメをたくさん釣ってきました。数年間で500匹以上は釣ったと思います。主な釣り方は、スプーンを中心としたルアーフィッシング、最盛期以降はフライフィッシング、テンカラ釣り、でヤマメを狙います。

 

一方で、腕は大したことはありませんが、渓流釣りの本を熟読して基礎を学び、釣り場に何度も通い、河川に応じた釣り方やヤマメが居つきやすい場所を想像しキャストする、それを繰り返しているうちに数釣れるようになったわけです。

 

そして、釣ったヤマメをどのようにして持ち帰っているかについては三者三様だと思います。主にどうされるかについては、

 

  1. 釣った後、バッカンかバケツに入れて活かしておき、生きたまま持って帰る。

  2. 釣った瞬間割り箸を口に突っ込んでエラと内臓を引っ張り出す。グロいですね。

  3. 釣った後、何もせずビクに入れ、結果としてヤマメが死んでしまう。

この3点に尽きると思います。

 

ちなみに、私は①です。25cm前後以上のヤマメはキープ・活かしておき、納竿する際に釣りあげた山女魚から2-4匹だけ選び、残りの山女魚は全てリリースする、というのが私のやり方です。

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渓流釣りの魚の保存方法は海釣りと異なります。ラン&ガンの要領で川を遡上して数釣っていきます。よって、氷をクーラーボックスに入れて船に乗ったり防波堤に行く海釣りと同じような魚の管理方法は採用できません。

 

海釣りの場合は、釣った瞬間血抜きあるいは神経締めして、内臓とエラをその場で処分、ビニール袋に入れてクーラーボックスで保存、という方程式があります。川釣りの場合はそういった王道はありません。そのため上記3点を選ぶ必要があります。

 

消去法でいきますと、③はあり得ません。渓流釣りの一日は、

 

朝4時半~5時頃に現場到着、

朝5時半には遅くとも入渓、

朝8時まではゴールデンタイム、

朝9時まで渓流で朝食とコーヒーを沸かす、

釣り再開し12時前後まで遡上、

その後は気分や釣果に応じて納竿し帰宅。

 

という流れになりがちです。したがって、③だと魚のエラから腐り始めて血が周り、身も生臭くなってしまいます。これでは最高の塩焼きが食べれません。

 

②に関してもNGです。私はできるだけ良型の山女魚を釣りたいので、釣りあげる都度捌いていたら後になって良型が釣れた場合に想定より多くのヤマメを持ち帰ってしまうハメになります。私は必要最低限のヤマメだけ持ち帰り、あとは自然にリリース、という精神で釣りをしています。また、都度捌いていては面倒で釣行にムダな時間を要します。よって、②も私にとってはナンセンスな保存方法となります。

 

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以上より、①しか保存方法がありません。そしてこれが最も効率的で、帰宅時に一番美味い状態でヤマメを食べることができると心得ています。ちなみに、活かしビク(参考:上図)という水を入れることができるビクでウエストポーチのように装備するものがありますが、たいてい30分以内にヤマメが酸欠かストレスで死にますので、当記事では活かしビクは③に該当すると仮定します。

 

 

(1) どこにでも売ってるバッカンを用意します。できればフタが付いているものが良いです。ヤマメが釣れた後に水を足したり入れ替えたりしますが、フタがないとヤマメが逃げてしまったりジャンプして脱出されてしまうからです。水は4分の1ほどで充分、重くなるので釣れてからでOKです。

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(2) バッカンはあまり大きくない方がいいですね。釣った後、酸欠で死んでしまわないようにエアーポンプを付けましょう。

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(3) こんな感じで持ち歩きます。

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ダイワ(Daiwa) 活かし バッカン R30CM(H) ホワイト

ダイワ(Daiwa) 活かし バッカン R30CM(H) ホワイト

 

 

(4) 釣れるとこうなります。納竿して魚を逃がし何匹かキープする際は、車に乗る前に水を替えてください。水温上昇で死ぬ場合があるからです。なお、エアーポンプがあるので酸欠死はせずに帰りの車の中でも元気に泳ぎ回っています。

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ハピソン(Hapyson) 乾電池式エアーポンプ YH-708B

ハピソン(Hapyson) 乾電池式エアーポンプ YH-708B

 

 

以上のように管理し帰宅します。

帰って元気なヤマメをキッチンで捌くのは少し残酷ですが、美味しく食べて供養する気概で捌きます。血抜きすれば鮮血が飛び出します。渓流で捌いて半日以上たった状態とはまるで異なりとても新鮮です。身に血も廻っていないので真っ白の身の状態をチルドすることができます。

 

血抜きしてエラと内臓を処分し、よく洗ってキッチンペーパーで水気をふき取ります。その後、塩を軽くまぶして再びキッチンペーパーにくるんでラップ、1~3時間チルド室で寝かせて私も一緒に仮眠。

その後、塩焼きにしてレモンと食べれば臭みが全くない!!川魚特有の嫌なニオイが全くない!!最高に美味しいヤマメの塩焼きを堪能することができます。

 

ぜひ、皆さんもヤマメを生きたまま持って帰り、新鮮な塩焼きを作ってみてください。

川魚特有の臭みが一切しない、とても美味しいヤマメを頂くことができます!!

 

 

以上となります。最後までお読み頂き、ありがとうございました。